今回は、留学する場所を決めるためのアイデアとして、学生に人気の街とその情報を紹介していきます! 記事を書いてる私自身も、イメージがふくらみワクワクしてきます。どんな街が留学生に人気があるのでしょうか!?
アメリカで留学生に人気の街
ずばり、
- ボストン
- ニューヨーク
- サンフランシスコ
- シカゴ
- ロサンゼルス
- ポートランド
- サンディエゴ
(*順不同)
まだアメリカに行ったことがない人でも、一度は聞いたことのある街ではないでしょうか!?
それぞれの街の場所に星印を入れてみました。東西の海岸沿いが多いですね。五大湖近くのシカゴが健闘してます。
学生の街と言われるボストン、大都市のニューヨーク、西海岸の開放的な雰囲気を持つロサンゼルス、サンフランシスコ、ポートランド、サンディエゴに人気があります。それぞれどのような街なのか、順にみていきましょう!
ボストン
なんといっても「学生の街」。勉学にいそしみたい。
概要
ボストンは東海岸のマサチューセッツ州に位置し、アメリカでもっとも歴史の古い町の一つ。アメリカ独立戦争のきっかけとなったボストン茶会事件の地でもあります。茶会事件、歴史で学んで聞き覚えがあるでしょうか!? 近代的なビルが建ち並ぶなか、歴史的な建造物をみることもできます。
生活
ボストン市内だけでも100以上の大学がある学生の街として有名。ボストンと隣のケンブリッジだけでも、25万人以上の学生が大学に通っています。ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)といった有名大学をはじめ、多くの教育機関があり、そのための雇用を産みだしています。
また全米トップクラスの美術館もあり、スポーツも盛んです。野球メジャーリーグのボストンレッドソックスには、かつて野茂選手や上原選手、松坂選手がプレイしたことで有名です。
地下鉄やバスといった公共の交通機関が発達していて便利。
これらはMBTA(マサチューセッツ湾交通局)により運営されており、地下鉄網は「T」と呼ばれています。
ボストンの治安は1990年代以来、犯罪発生率が抑えられており、基本的には治安はいいほうですが、犯罪率の高い危ない地域には近づかないことです。これはほかの都市でも同じですが、事前に危ない地域を把握しておくことが大切。アメリカは通りが1本変わるだけでも、雰囲気がガラリと変わることがあります。
ボストンの国際空港
ボストンの玄関口はローガン国際空港。
成田からJAL直行便があります。
ボストン周辺の雰囲気
ニューヨーク
ミーハーならば一度は行かねば。世界の大都市。
概要
いわずと知れたアメリカ最大の都市「眠らない街・ニューヨーク」。数々の超高層ビルや世界の金融センターであるウォール街、ミュージカルで有名なブロードウェイなど、商業や文化・ファッションにおいても世界の最先端を走り続けています。コロンビア大学やニューヨーク大学が有名。
生活
ニューヨークも地下鉄とバスが発達しているため、車がなくても便利です。多くの交通機関が24時間運行しています。マンハッタンは大都市のため、どの駅に行ってもその地区特有の雰囲気があり、違った表情を見ることができるので、とても面白いです。NY都市圏の人口は米国内最大。NYだけでも、世界から多種多様な人種の人たちが集まっていることから「人種のるつぼ」とも呼ばれています。
NYはアメリカ北東部に位置し、夏は高温・湿潤。冬の寒さは厳しいものの、海辺なので内陸のシカゴより温暖です。しかし、冬のニューヨークは雪が積もったホワイトクリスマスなイメージですね。正直寒いです。
エンパイアステートビルをはじめ、数々の超高層ビルが建ち並ぶ一方で、マンハッタンの真ん中にあるセントラルパークは憩いの場。また市内には、高級料理店や世界各国の料理、カジュアルなレストランも充実しています。
ニューヨークの国際空港
ニューヨークには3つの国際空港がありますが、日本から直行便が出てるのはジョン・F・ケネディ国際空港とニューアーク・リバティ国際空港の2つ。
- ジョン・F・ケネディ国際空港
- ニューアーク・リバティ国際空港
- ラガーディア空港
空港コードのままJFK(ジェーエフケー)と通常呼ばれています。全米一の規模であり、ニューヨークの玄関口。 成田と羽田からそれぞれANAとJALの直行便があります。都内だけでも合計4便出ています
(JFK国際空港の詳しい情報はこちら)
他の2つの空港とは違い、ニューアーアーク・リバティ空港はニュージャージー州側にあります。しかしニューヨーク市内へは最も近く、アクセスも良く便利。ユナイテッド航空のハブ空港になっています。
成田からニューアークへの直行便がユナイテッド(ANAと共同運航)から出ています。
ラガーディアは国際空港ですが、メインは国内線とカナダからの国際線です。入国審査と税関審査が空港内で行われていないため、出国側で事前入国手続きを行う必要があり、海外からの入国は対象となった空港のみと限定的なようです。日本からの直行便はありません。米国内で旅行に行くときに、使う機会があるかも。
ニューヨーク周辺の雰囲気
サンフランシスコ
なんでもあり!じゃなかった…とっても開放的な街。
概要
西海岸に位置するサンフランシスコ。Fog City 「霧の街」とも呼ばれるように、霧が多く幻想的なときもあります。とくに夏場は朝晩と霧が出るので、涼しく過ごせます。IT処のシリコンバレーにほど近く、市内にも多くのIT企業があり、起業精神にもあふれています。
近郊にはスタンフォード大学やUCバークレーがあります。公共機関も発達していて便利。近年好況なハイテク業界の影響により、家賃が高騰しています。一年を通して温暖で過ごしやすい気候です。
生活
サンフランシスコも交通機関が発達していて、市内であれば車は必要はありません。市内を運行するバスと路面電車はMuni(ミュニ)と呼ばれ、環境に配慮したエレクトリックバスになっています。坂が多いためケーブルカーもあり、サンフランシスコに来たら一度はのりたい観光名物としても有名です。
サンフランシスコ周辺一体はベイエリア(Bay Area)と呼ばれています。市内北側に位置するゴールデンゲートブリッジを渡った先をノースベイ、東側のベイブリッジを渡った先をイーストベイ、南のシリコンバレー方面はサウスベイと呼ばれています。
中距離電車としてBART (バート/Bay Area Rapid Transit)が、空港から市内とイーストベイを結んでいます。またシリコンバレー方面へはサンフランシスコ市内から、Caltrain(カルトレイン)が出ていて、通勤でも使われています。車がなくても、ある程度の遠出が可能です。
サンフランシスコの国際空港
サンフランシスコ周辺には、サンフランシスコ国際空港(SFO)とサンノゼ国際空港があります。
- サンフランシスコ国際空港
- サンノゼ国際空港
市内から車で約20分、また電車(BART)を使用した場合、約30分の距離です。直行便は成田からユナイテッドとANAの2便、羽田からユナイテッドとJALの2便、関空からユナイテッド1便が出ています。
サンノゼは、サンフランシスコから車で約45分~1時間南に位置するシリコンバレーにあります。成田からANAの直行便が出ています。
サンフランシスコ周辺の雰囲気
シカゴ
街がキレイ。ユニークな高層建築が見どころ。
概要
シカゴはアメリカで3番目に大きな都市。アメリカの中北部にある五大湖の左下に位置します。内陸のため海には面していませんが、大きな五大湖があるためとても良い風景です。建築やブルース・ジャズで有名。高層ビルは、芸術的なものもあれば、ユニークな形のビルもあり、建築も見ていてかなり楽しめます。
シカゴ大学やノースウェスタン大学があり、また北にドライブしてウィスコンシン州に行くと研究で有名なウィスコンシン大学があります。
シカゴも公共機関が発達していてとても便利。きれいで美しい街です。
生活
地下鉄とバスが発達しています。
駅構内やバスの中もきれいな印象。CTA(Chicago Transit Authority)により運行されています。また少し離れた郊外に行くにはMetraが運営する中距離列車が走っています。
✱余談ですがCTAのサイトにCTAグッズが販売されています。ミニチュアの電車に始まり、路線図がプリントされた靴下やマグカップと、結構マニアックなものが販売されていて、そのマニアック度がちょっと面白いです。
シカゴの国際空港
シカゴ・オヘア国際空港が玄関口になります。オヘア空港と呼ばれています。市内から空港へは地下鉄で行くことができます。成田からの直行便はユナイテッド・ANA・JAL・アメリカンから各1便ずつの合計4便、羽田からはANAが出ています。
シカゴ周辺の雰囲気
ロサンゼルス
「カリフォルニア」といえばL.A.でしょ!
概要
ハリウッドやセレブなビバリーヒルズで知られるL.A.。気候はまさに西海岸の象徴ともいえるべく、すばらしいサンシャインとビーチ。日本街もあり、アジア人も多く住んでいます。ロスの交通渋滞は有名。テスラCEOであるイーロン・マスク氏が交通渋滞をなくすため、地下にトンネルを掘っています。
地元の人は車を使っていますが、地下鉄やバスもあります。車内も整備され、学生や観光客もいますが、乗車は明るい日中に限った方がいいかもしれません。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)が有名。
生活
公共の交通機関がありますが、網羅されてる地域が少ないです。学校やスーパーなど日常に足りるものが家の近くだったり、その近辺に地下鉄やバスの駅があれば使えますが、行動範囲が限られてきます。また車社会だと、場所によっては車は多くても歩いてる人が少ないため、日中でもひと気のないところを歩くのはちょっと不安かな、と思います。
人通りの多いところ以外、一人で歩くことはあまりおすすめしません。ロスに長期で滞在するなら免許を取り、車の購入を念頭に入れておいた方がいいと思います。
ロサンゼルスの国際空港
ロスの玄関口は空港コードLAXの愛称でも呼ばれるロサンゼルス国際空港。全米で第3位、世界でも第6位の航空旅客数になってます(2008年時点)。
日本からの直行便は成田からJAL・ANA・シンガポール航空の3便、羽田からJAL・ANA・デルタ航空の3便、関空からJALの1便が運行されています。
ロサンゼルス周辺の雰囲気
ポートランド
クラフトビールとコーヒは外せない。
概要
「Keep Portland Weird」と言われるように、「ポートランドをユニークな街にしていこう」とか「ちょっと変わった街でい続けよう」といったスローガンがあります。このスローガンはオフィシャルなスローガンではありませんが、個人の表現を尊重したり、地元のアートを応援したり、ちょっとアブノーマルでもいいじゃないか、といった雰囲気があるようです。
クラフトビール(地ビール)やコーヒーが美味しかったり、ユニークなレストランやフードカート(屋台のようなもの)があったりと、とっても興味深い街なので、アメリカ人にも人気の街です。
ポートランドのあるオレゴン州は自然も多く、街全体が環境に配慮するよう努めていて、自転車に乗る人にとってもフレンドリーな街です。
生活
ポートランドは消費税がありません。アメリカは州により税金が異なりますが、税金ゼロはポートランドのみ。ほかの州からも、買い物目的でくる人もいるようです。
地下鉄やバス網は発達していて、車の必要はありません。電車はMAX Trains、バス網はTri-met Bus Systemと呼ばれ、かなり広範囲に伸びています。長期でいる人なら、自転車を購入しての通学もいいかもしれませんね。
自然にあふれているので、ハイキングや川下りなど、アウトドアが好きな人にも良いところです。街はきれいで、基本的に安全です。
ポートランドの国際空港
オレゴン州で一番大きな空港、ポートランド国際空港があります。自転車にフレンドリーな街を象徴すべきかのごとく、空港には自転車置き場や修理所があります。自転車用のルートも発達していて、旅の前に自転車で爽やかに空港に行くこともできそうです。日本からの直行便は成田からデルタ航空が出ています。
ポートランド周辺の雰囲気
サンディエゴ
取りあえずビーチへ。南はメキシコとの国境。
概要
サンディエゴは、カリフォルニアで2番目に大きな都市。街の南側はメキシコとの国境になっています。112kmにも及ぶ西海岸でも有名な白い砂浜のビーチが広がり、サーフィンでも有名です。ちなみに112kmはというと東京駅から富士山駅くらいの距離があるんですね。サンディエゴの夏は乾燥しているため過ごしやすく、一年の平均基本は約21度と温暖な気候です。
また世界的に有名な、サンディエゴ動物園やシーワールド・レゴランドがあり、アトラクションも豊富です。サンディエゴもクラフトビール(地ビール)が盛ん。メキシコに近いので、新鮮な魚介類を使ったメキシカン料理やビーチバーがあり、街に活気があります。
生活
サンディエゴはバスやトロリーといった公共交通機関が市内全域をカバーしているので、車がなくても過ごせます。交通網はMTS(Metropolitan Transit System)により運営されています。
徒歩で散策できる地域も多く、心地よいビーチからの風を感じながらのウォーキングもいいです。
サンディエゴの国際空港
ダウンタウンから車、あるいはバスで約20分ほどのところにサンディエゴ国際空港があります。バス車内もきれいです。もともと国内線がメインでしたが、現在ノンストップの国際線も飛んでいます。日本からの直行便は成田からJAL便が運航されています。
サンディエゴ周辺の雰囲気
まとめ
以上、7つの人気の街を一気に紹介してみました。
どこの街もそれぞれ違う面を持っていて、とっても魅力的です!行く場所を決めて、さぁいざ留学となったら思いきって「その街」を楽しみましょう!住めば都。英語の上達だけでなく、その地域特有の文化や食事に興味を持ち「今」というものを楽しんでみてくださいね❤