1か月~3か月の短期留学

前回の記事「短期留学したい Part1」では、1週間から3週間といった超短期留学について書いてきました。今回の記事は、もう少し長い1か月から3か月の短期留学について紹介していきます。 

1か月以上の滞在となると、社会人であれば会社を一度辞める人がほとんどではないでしょうか?会社を辞めるからには、事前にどんなことができるのか知っておくと、自分の計画や目標も立てやすくなります。

英語でのコミュニケーションを楽しむ

people chat

数週間の超短期留学とは違い、少しでも長くいると英語に浸りづけの環境となり、英語に慣れてきます。

渡航前のレベルにもよりますが、語学学校であればクラスでほかの留学生と「英語のコミュニーケーションを楽しむ」というレベルになってくるでしょう。

英語で通じ合えると、どんどん楽しくなってくる。最初はよく分からなくても、次第に会話が楽しめるようになってきます。

英語の環境に慣れる

バスや電車の案内、道路標示、スーパーに行ってもすべてが「英語」の環境です。電車の音声案内も英語です。みな英語。当たり前といえば当たり前ですが、この環境に慣れるまでには、少し時間が必要です。

自分が旅行者ではなく「生活してるんだ」という感覚が、長く滞在するにつれて出てきます。街の地図や公共の乗り物にも次第に慣れ、新しい友達と街のカフェやレストランに行ったりと、日本で普段していることと同じような生活をするようになってきます。英語のみならず、「外国に暮らす」ということに対して、少しずつ自信がついてくるようになります!

英語の勉強だけではなく旅行の計画もあわせて立てられる

1か月の留学だと、週末を3~5回ははさむことになるので、平日にきっちり語学学校に通ったとしても、週末少し離れたところに遠出することができます。また、最初の3週間は学校に、そして最後の1週間は旅行にあてるなど、自分の目的に合わせゆったりとした計画を立てることも可能です。

語学学校以外の選択も可能

dance

語学学校への留学ではなく、習いごと留学に興味がある人もいるかもしれませんね。その場合、習いたかった技術や資格を習得するだけでなく、同じ目的をもった友だちとの出会い、英語でのコミュニケーションの上達が見込めます。

私はヨガのティーチャートレーニングコースに参加したことがあります。語学学校とは違う用語が飛び交い、また自分と同じような立場の留学生の英語とは違い、アメリカ人の日常の英語にふれることができた貴重な体験でした。

友だちができる

超短期留学の場合、思い出に残る友だちを作るのはなかなかむずかしいことです。短期でも1か月以上の滞在となってくると、クラスメイトと仲良くなったり、ホームステイ先の家族との関係を深めることもでき、帰国後も続くような関係を築くことができるでしょう。

文化の違いを感じる

アメリカって先進国じゃなかったっけ?渡米当初、そんな風によく思いました。バスのつり銭は出ないので、ぴったりのお金を持っておかなくちゃいけないとか、道路はガタガタだとか(場所によりますが)。またお店の店員はとてもフレンドリーで、気軽に話しかけることができて、そのささいなチャットを楽しむことができたり。
語学を学ぶこと以外にも、違う国の文化を知るということは、とても興味深いことです。留学中にハロウインなどイベントがあるときはぜひ参加してみましょう!

学生ビザは必ずしも必要ではない

アメリカに3か月以内の滞在であれば、必ずしも学生ビザが必要ということではありません。学生ビザを取るとなると、事前に書類の準備や大使館での面接が必要となりますので、時間に余裕をもって計画をしっかり立ててから渡航する必要があります。

ただ3ヶ月以内でも、週18時間以上のフルタイムに参加する場合は、学生ビザが必要となってくるので、事前にどのプログラムに参加するか注意が必要です。

また2010年よりESTA(電子渡航認証システム)が施行され、学生ビザなしの場合でもESTAの申請は必要となります。

まとめ

いかがでしたか?

短期滞在でも、1か月以上となると「留学」という言葉にふさわしく、夏休みすべてを留学にあてたり、会社を辞めて思いきって海外に出るといった決断が必要になってきます。

今回は短期留学(1か月~3か月)でどんなことができるのか書いてきました。短期留学に行き、帰国までにどのくらい英語力がつくかは渡航前の英語レベルや年齢、現地での過ごしかたによっても変わってきます。

ただそれよりも、「もっと大切なことが身につくチャンス」があります。

 

  • 違った環境の中で思いっきり楽しむ勇気
  • 知らない人の中に入っていく勇気
  • 間違えを恐れない勇気

 

など。語学はコミュニケーションの基本であり、ツールです。その人の人間性は、語学力を超えたところに出てきます。違う文化の中に入ると、文化の違いを目の当たりにし、自分自身をオープンにして、チャレンジしてみる機会も出てきます。そんな機会があったならばラッキーです。英語を学ぶということだけでなく、自分自身を見つめ飛躍していける、大きな経験になると思います。

語学力に磨きがかかるだけではなく、それ以上に短期留学を通して人生でかけがえのない経験をすることができるでしょう!

注)学生ビザ・Estaは記事公開時の情報になります。