いつか買いたいなと思いつつも、必要にせまられず後回しになっていた空気清浄機。

今回カリフォルニアで起きた山火事を機に、ついに購入を決意。換気扇もないという私の部屋の空気が、少しでもキレイになればと期待しています。

日本の電化製品はやっぱり魅力的

電化製品の購入となると、なぜか日本のものが欲しくなってしまう私。慣れ親しんだブランドだし安心感があるし、日本国内での競合ブランドもたくさんあるし、省エネでデザインも小さめだし…と上げればキリがないですが、海外対応してないのかなと気になって、いつもチェックしてしまいます。

アメリカで購入できる日本製品もありますが、なぜかスペックが落ちていたり、デザインも古っぽいとか、そんな風になってしまうのが多くあります。アメリカのスペックではなく、日本レベルのスペックに底上げして欲しいんですが(失礼)。

一方、アメリカにあるスマホやテレビといった電化製品で「サムスン」をよく見かけるので、ちょっと残念です。ぜひ日本の電機メーカーさんに、もっと頑張ってアメリカに進出して欲しいです!

小さなものであれば日本で買って持ってくることもできますが、海外で日本の電化製品を使う場合の一番の問題は、電圧の違い。電圧が違っても使えないことはなく、私も実際使っているものがちらほらありますが、

  • 早いうちに故障してしまうことがある
  • ドライヤーなど電気を使うものは、火を噴く場合がある(美容師さん談)

とのことから、なるべくアメリカで使うものはアメリカで、英語サイトのレビューを比較しながら、探しています。

また、今回探していた空気洗浄機はフィルターの交換があるので、やはりアメリカで手に入りやすいものの方がいいですね。という訳で、今回は日本製品は断念。

ブルーエアーの空気清浄機

話は大幅にそれましたが、ブルーエアーの紹介について。
ブルーエアーの商品は日本でも販売されています。

私はこのメーカーを、今回探し出すまで知らず、レビューも英語サイトだけ一生懸命見ていたので、購入後に日本語サイトがあることを知ったときはショック。日本に進出していたんですね。次回から、日本版ホームページがないか先にチェックしようと思います。

アメリカとは違い、世界のモノが何でも手に入る日本。
日本に住んでると気づかないけれど、本当に素晴らしいことだと思います。

購入の決め手

私が今回探していたのは、

  • 大きすぎず
  • 価格もほどよく
  • かといって、なんちゃって空気清浄機ではなくフィルターがしっかりしてるもの

といった贅沢な目標を掲げつつ、空気清浄機を模索するのでした。
そしてあちらこちらと検索した結果、上の3つの条件を満たし、かつモダンなデザインにも後押しされ、ブルーエアーの空気清浄機を購入することに決定。

私が購入したのは「Blue by Blueair」シリーズの一番小さい「Blue Pure 411 Particle+Carbon(ブルーエアーピュア411パーティクルプラスカーボン)というものです。

Particle(パーティクル)というのはPM.2.5(P.M=Particulate Matter)にでてくる”P”の部分、直訳すると微粒子とかみじんとか、花粉より小さい粒子になります。小さなものも清浄できちゃう優れた空気清浄機です。

また空気清浄機の購入でチェックするのはHEPAフィルターを採用しているかどうか。

ちなみにこちらのBlue Pure 411、日本では2017年10月25日に販売開始となったようです。

Blueair空気清浄機外観
外箱はこんな感じ

ところでブルーエアーとは

ブルーエアーは1996年Bengt Rittriによりスウェーデンで始まりました。

人はだれでも、きれいな空気の中で生活をする権利がある。

という想いから、創業に至ります。

「新鮮な空気に満たされることで、健康でおだやかでな生活が保てるように」といった、創業者の想い入れがあります。現在も本社はスウェーデンのストックホルムにあります。

うーん、スウェーデンの綺麗な景色が目の前に広がってきました。

ところでHEPA(ヘパ)フィルタとは

High Efficiency Particulate Air Filterの略。

空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄空気にする目的で使用するエアフィルタの一種である。空気清浄機やクリーンルームのメインフィルタとして用いられる。
JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。

とむずかしい引用ではありますが、0.3 µm(マイクロメーター)の粒子はどのくらいの大きさかというと、人間の髪の毛1本の直径の約1/300の大きさになります。想像しがたいですけど、かなり細かい様子。

ちなみに私たちの周りに存在する粒子の大きさを調べてみると、

  • スギ花粉を含める主な花粉の直径は約10-40 µm
  • 黄砂は約4 µm
  • ネコや犬のアレルゲンは約3 µm
  • カビ類は約1.5 µm-14 µm
  • 超小粒子状物質と呼ばれるPM2.5は直径2.5 µm

HEPAフィルターは、0.3 µm以上の大きい粒子を清浄して、キレイな空気にして空気中に流してくれます。

このようにHEPAフィルターはメッシュがとても細く繊細なので、上のような花粉やペットの鱗屑(りんせつ)、ダニやカビなどアレルギーの元となる粒子が除去できます。またウイルスやバクテリアの大幅な除去も期待できるそうです。

Blue Pure 411 の大きさ

空気清浄機も本格的なものとなると、暖房と同じくらいの大きさがあるものが多くみられますが、Blue Pure 411はとてもコンパクト。ワンルームに置くと、スペースを邪魔せず、かなりいい感じ。あと非常に軽いです。持ち上げると空箱を持ち上げてるかのようなイメージ。高さ42.5cmx幅20cmの円筒型です。適応面積は13畳ほど。(Blueair公式HPより)

Blueair空気清浄機
箱を開けてみる
Blueair空気清浄機
上側。ここからきれいな空気がでてきます。
Blueair空気清浄機
全部出してみます。黒の着せかえフィルターも入ってました。
Blueair空気清浄機
スイッチを入れると点灯します。写真は「強(3段階目)」にした場合。

Blue Pure 411の値段

アメリカでHEPAフィルターを装備した有名なブランドは400ドル、また更に機能がいいものになると、その倍以上の価格のものもあります。リビングダイニングがつながっている広いスペースがあったり、多彩な機能を備えた空気清浄機がほしいとなると、かなりコストが上がってきますね。

このブルーエアーは、アメリカのBest Buyという電化製品屋で購入。税込み約110ドルでした。日本のブルーエアー公式サイトでは、税込18000円で販売されています(2017年11月現在)。家電量販店なら、もしかしたら、もう少しお手頃価格になってるのかもしれませんね。

Blue Pure 411のデザイン

すてきなタワー型です。このユニークな形が、一般的な空気清浄機と違って魅力的。部屋の真ん中にドンと置いてもおしゃれです。

外側のブルーの部分はファブリック(布)ですので、自分で洗濯ができます。ブルー以外の色にも着せ替え可能。日本版は青の他には赤と黒、アメリカ版は黒と黄色とライトグレーと薄いピンクがあるようです。

オンオフも軽いタッチで切り替えできます。スイッチと気づかずおしゃれ。

Blue Pure 411に備わってる機能

強さは3段階。強にすると、かなりスピーディに空気を清浄してくれそうです。目に見えては分かりませんが、気分的に清浄されてる感があります。強だと音も強風な感じですが、中と弱に合わせると音は全く気になりません。私は最初の5~10分だけ強に合わせ一気に清浄し、あとは中と弱に合わせています。

フィルターは約6ヶ月での交換。外側の布は気が向いたときに掃除機でブイブイ、また好きなときに洗えます。フィルターがなくなるとスイッチ部分のライトが赤く点滅するので、交換時期が確認できます。

Blue Pure 411に備わっていない機能

空気モニターの機能はついてません。よって、強弱の設定は自分で切り替えることに。

私の仕事場の空気清浄機には空気モニターが付いていますが、最初の5~10分だけブンブン強力に稼働し、あとは静かモード。これに習って、帰宅時と料理したとき、また気まぐれに数分強モードに、あとは中か弱モードでいいかなと思っています。
タイマーやアラーム機能はなく、Wifiには対応していません。シンプルともいえますね。

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まとめ

私はデザインと強力パワー(HEPAフィルターも装備)な感じが気に入っています。空気清浄機を選ぶときには、部屋の広さやペットの有無など、ニーズにあった購入が必要になってくると思います。

このBlue Pure 411は、一人暮らしの人や、広い家でも個室に使いたい人にはいいかなと。あと機能がたくさんついている訳ではないので、本当にシンプルです。コストパフォーマンスに合った空気清浄機じゃないかな、と思ってます❤