ジョンFケネディ国際空港

ジョンFケネディ国際空港は、大都市ニューヨークの空の玄関口です。空港コードのまま、「JFK」の愛称で親しまれています。JFKだけでなく、ほかの空港も「空港コード」で呼ぶところが多いように思います。ロスだと「LAX」とか。日本語だと「あしたはエヌアールティー(NRT/成田)に友だち迎えに行くんだ!」とか言わないですよね。英語だからでしょうかね。

はなしはそれましたが… 空港施設の規模としては、全米一!

1948年に商業運航が開始されました。当初は「アイドルワイルド空港」とよばれていたそうです。1963年に暗殺された、第35代アメリカ大統領であるジョン・F・ケネディ大統領の栄誉を記念して、JFKに名前がかわりました。アイドルワイルド空港という名前も、なんだかかわいらしいですね。

JFK

日本からの直行便

成田と羽田から、それぞれANAとJALの直行便がでています。関空からは、現時点で直行便がないようです。

日本から航空券を予約するときは、日系の航空会社から予約するひとがほとんどだと思いますが、全日空はユナイテッド航空と、そしてJALはアメリカン航空と共同運航になります。

各航空会社の到着ロビー

  • 全日空の到着ロビーは「Terminal 7」
  • 日本航空の到着ロビーは「Terminal 1」

出発も同じターミナルです。(2019年1月現在)

「ターミナル 7」と「ターミナル 1」は、「下の地図で赤くかこったところ」になります。そこから「AirTrain」という電車にのって、空港内を移動することができます。

JFKターミナルエアトレイン
地図参考:NYC Tourist

JFKからNY市内までのアクセス

地下鉄、バス、シャトル、Uber、タクシーがおもな交通手段です。

空港からNYダウンタウンのあるマンハッタンまでは、およそ25km。車で行くと、1時間ほどの距離になります。地下鉄網が発達しているので、電車でいくのも便利です。

どのような行きかたがあるのか、順にみていきましょう!

地下鉄を利用

AIR TRAIN
AirTrain 電車というよりモノレールですかね

ニューヨーク市内までは地下鉄が便利です。ほかの移動方法にくらべて、コストと時間的な面でおすすめです。

まず、ターミナルから空港と地下鉄の駅をむすぶエアトレイン(Air Train)に乗ります。ターミナル間の移動や、ターミナルのなかにある駐車場までの料金は無料です。

エアトレインから、地下鉄やほかの電車に乗りつぐ場合は、5ドルかかります。エアトレインは、約10分間隔で365日、24時間運行しています。

さきほどの地図を、もう一度みてみましょう。エアトレインで中央上にある「Jamaica Station」(ジャマイカ駅)をめざします

JFKターミナルエアトレイン
地図参考:NYC Tourist

マンハッタンへいく場合

エアトレインで「Jamaica Station Train」(ジャマイカ駅方面)に乗車して、Jamaica Station (ジャマイカ駅)へ行きます。ジャマイカ駅では、地下鉄「Eライン・Jライン・Zライン」と「バス」が出ています。

ニューヨークの地下鉄マップ

NYの地下鉄は、MTA(Metropolitan Transportation Authority)により運行されています。地下鉄マップはこちら

この地下鉄マップをカーソルで上下左右にうごかしながら、自分の目的地をさがしてみましょう。空港は、地図の右下のほうです。

数字・アルファベット・色で路線が分かれていて、アルファベットをクリックすると、その路線の駅の情報がくわしく出てきます。自分の駅からの乗り継ぎ方法を検索してみることができるので、とても便利です。

グーグルマップを活用

目的地の住所がわかっていたら、グーグルマップで検索するのも手っ取り早いかもしれません。出発地をJFKに、そして目的地には住所を入力して「公共交通機関」の利用を選ぶと、地下鉄やバスの乗り換え案内と時刻がでてきます。便利ですね!

空港からニューヨーク市内までの料金

エアトレイン は、ターミナル内の移動(ターミナル内にある駐車場含む)は無料ですが、そこから電車の乗り継ぎとなると、使用料として5ドルがかります。そこからNY市内のダウンタウンまでの料金は3.00ドル(2019年1月時点)。これは「Single Ride Ticket」(1回だけ)と呼ばれ、自動券売機で買うことができます。

自動券売機のタッチパネルで言語を「日本語」に選択することもできます。さすがNY。多くの言語に対応しています。

NYにしばらく滞在するようであれば、まとめてチケットを最初に買っておくと便利でお得。はじめて購入するときはMetroCardの購入が必要です。そしてそれに、5.50ドル~80ドルまで間で、自分の滞在日数などを考えながら、いくらか購入するのもいいです。「Single Ride Ticket」とちがい、MetroCardでまとめて買うと、5%の割引を受けることができます。

また、小銭がいくらかあればいいのですが、到着したあとでは細かいドル札がないときもありますよね。おつりが多いと、コインがジャラジャラと出てきます。お札のおつりが出てこないので財布がパンパンになります。これでもいいんですが、チケット券売機ではクレジットカードも使えるので、大きなお札しかもっていないときは、クレジットカードを使うのもいいと思います。

小さな額でもクレジットカードが使えるので、便利です。

JFKからマンハッタンへの移動のしかたは、こちらのYouTubeが参考になります。英語ですが、かなり分かりやすいです。切符の買いかたや、地下鉄までの行きかたも、動画をみながらチェックすることができます。

地下鉄に乗ってしまえばあとは最終目的地へいくだけですね。
日本とおなじように、車内に電子案内もあるし、はじめてでもあまり不安なく過ごせると思います!

JFKからロングアイランドにいく場合

空港のある「ロングアイランド」内を移動するときは、ジャマイカ駅から地下鉄、もしくはLong Island Railroad(LIRR)という電車が出ているので、最終目的地はどこか確認しながら、近いほうを利用するといいと思います。
LIRRのホームページ(英語):http://www.mta.info/lirr

クイーンズとブルックリン方面であれば、ターミナルから直行のバス出ているので、目的地が合えばこちらの利用も可能です。
バス情報(英語):http://web.mta.info/nyct/service/airport.htm#JFK
バス24時間運航で料金は一律2.75ドル (2019年1月現在)

ただバスは、自分の目的地がバス停に近ければいいですが、バス停から遠いと使いずらいですね。日本からきたときだと荷物も多いと思うので、その場合は無理せず、シャトルかUberでいくのが無難かなと思います。

JFKから「ロングアイランドレイルロード」のチケットの買いかたと行きかたは、こちら(英語)のYouTubeでの案内がわかりやすいです。ロングアイランドレイルロードのチケットの買いかたは、最後のほう(2:00)をチェックしてみてくださいね。

エアポートシャトルを利用

エアポートシャトルは「シェアバン」とも呼ばれます。ワゴン車に乗って、何人かで相乗りして、最終目的地に向かいます。

アメリカの大きなの国際空港では、このエアポートシャトルサービスがどこでもあり、かなり使えます。ターミナルから家の玄関口まで送り迎えをしてくれる、「ドアツードア」のサービスです。目的地はホテルではなくて、普通の住宅街の住所でもOKです。おすすめです!

私はこのエアポートシャトルをかなり利用してきました。いいところは、

  • 家の前まで送り迎えしてくれるので便利
  • 基本的にタクシーより安くて、安心なイメージ
  • 価格帯がはっきりしている
  • 荷物が多いときでも家の前まで運んでくれるので、負担が少ない
  • 事前に予約ができるので、空港に着いてからも安心感がある
  • 10分間隔くらいで運行している

料金は地下鉄にはおとりますが、高すぎということもないです。

「乗ってしまえば目的地」ということを考えると、荷物を運ばなくていいので、気楽です。シャトルの会社はいくつかあり、JFKの公式サイトにシャトル会社のリストがあります。

なかでも「Super Shuttle」はアメリカのほかの空港でもサービスがあり、有名です(青いバン)。JFKからニューヨーク市内までは、およそ25ドルです。

JFKエアポートシャトル’
参考写真:JFKホームページより(2019年1月時点)

JFKによるエアポートシャトル会社の案内はこちら(英語)。
およその料金も掲載されています。またホームページ下のほうに、認可されたエアポートシャトル会社のリンクがあります。

シャトルの予約方法は、基本的にどの会社も同じです。

出発前に、事前にオンラインで予約ができるので安心です。当日、空港に到着してからでも、空港の「Ground Transportation Desk」で予約することができます。事前にオンライン予約した場合も、この受付で確認が必要なときがあります。シャトル会社によって多少ちがうので、予約のときにホームページでチェックしましょう。

タクシーを利用

タクシー乗り場の案内に向かって、タクシー案内場所で列に並びます。
空港の「流しのタクシー」には乗らないようにと、JFK空港のサイトにも書かれています。列に並ぶときもあるかもしれませんが、タクシー乗り場に行って乗るようにします

サンプル料金がJFKのサイトにのっています。ぼったくり防止になります。親切ですね。マンハッタンまではフラットレート(一律)で52ドルのようです(2019年1月現在)。

昔クイーンズまでタクシーを利用したとき、タクシー乗り場に係員のおじさんがいました。乗車前に「〇〇へ行きたい」と住所をつげると、目的地まで「これだけかかる」と金額の書いた紙きれを渡してくれました。過剰に請求されることなく、少し安心できますよね。この係員のおじさんは常駐しているのか分からないので、もしいなかったら乗車前にドライバーに行先までの料金を確認するのもいいかもしれません。

タクシーは現金だけでなく、クレジットカードでの支払いもできます。チップが必要ですので、いくらか気持ちのせておきます。

UberかLyftを利用

ここ数年で一気話題になりましたね。説明するまでもないかもしれませんが、「ライドシェアサービス」です。Uberのほうが名が知れてる?かもしれませんが、Lyftも同じくらいOKです。私は両方のアプリをダウンロードしています。両方に登録しているドライバーもかなりいます。

料金は時間帯や時期によると思います。でも、およそタクシーより安く、シャトルより高いくらいじゃないかなと思います。気になる人は、日本にいる間にアプリをダウンロードしておいて、到着後に価格をチェックしてみるのもいいですね。はじめての登録だとemailでの確認やクレジットカードの登録が必要になるので、出国前にアプリをダウンロードして、基本情報を登録しておいたほうが時間が省けていいと思います。

もちろん空港についてからでも、無料Wifiがつながってるので、ダウンロードOKです。

JFKのUber乗りばと乗りかた

ターミナル1・2・4・7・8のときは、乗り場は到着ロビーから。荷物をピック(Bagge Claim)したところの外です。ターミナル5のときは、出発か到着ロビーどちらかの外になるようです。

Uberを予約するときにターミナルを選べます。選んで確定したら、ドア番号の案内がでてくるので、そのドア番号に向かって、外で待つようにしましょう。ちなみにUber POOLが相乗り(シェアサービス)です。安い価格で設定されています。

Uberがきたら、「車のプレートナンバー」を確認することをおすすめします。まちがい防止だけではなく、事故防止につながります。

UberのサイトにJFKからのおよその料金が紹介されています。タイムズスクエアまでUber POOLで35ドル~のようです(2019年1月時点)。くわしくはUber公式サイトのこちらへ。

JFKからNY市内までのアクセスまとめ

いかがでしたか?時間と気持ちに余裕があるなら、地下鉄の利用がおすすめ。
ただ長時間フライトのあとは疲れるもの。なれない土地での移動は、たいへんでもあります。手荷物が重かったり、夜おそかったり、早く目的地に着きたい場合は、シャトルがお手頃でいいかなと思います。

また出国のときですが、JFKは大きな空港ということもあり、混雑していて時間がかかることがあります。

私は以前クリスマス時期にJFKで乗り継ぎがあり、一度外に出たためセキュリティーを通らなければならなかったのですが、ホリデーということもあり、長蛇の列。「やばい。搭乗ギリギリなのに間に合わない」と並んでいたときに、運良く「出発近い人~」と係員の人が列に声を掛けてくれたので、列の前の方に優先的に進むことができました。「JFKなんて素晴らしいんだろ…」と心の中で思った良い記憶があります。

ただいつもこのようにうまく流れる保証はないので、みなさんはこんなことのないように、出国のときは時間を多めにみて、出かけてくださいね。最近ではセキュリティが厳しくなったため、セキュリティポイントで思った以上に時間がかかることが多いです。早めに空港に着いても損はないと思います。Enjoy your Journey❤