アメリカ西海岸に位置するサンフランシスコ。一年を通して比較的温暖な気候です。近年、IT企業がシリコンバレーとサンフランシスコ市内にも事務所を持つところが増え、市内の人口が増加しています。人口の増加に伴い、新しいアパートやコンドミニアムが建ち始めましたが、どうやら追いついていない模様。ということで、家賃が上昇しています。それでもとっても活気があって魅力的な街。坂道が多いため、少し丘に上がると見晴らしが素晴らしいです。またほどよいサイズの街なので、市内の半分くらいは歩くことができます。散歩しながら観光するのも快適です。

今回はそんな素敵な街、サンフランシスコについて書いていきたいと思います!

サンフランシスコにきたら絶対チェックしたい場所!

サンフランシスコに来たならコレは外せない! 必ずチェックしておきたい観光名所を、紹介していきます。

サンフランシスコはバス網が発達しており、muni(ミュニ)と呼ばれるバス会社が運営しており、バス・路面電車・地下から地上にでるちょっと変わった電車とケーブルカーは、muniのパス(回数券)で乗車することができます。バスは市内全域をカバーしているので、乗る機会がかなり多くなります。muniの1日券・3日券・5日券・7日券パスがあるので、滞在日数に合わせてパスを買っておくと便利。

muniパスをどこで購入できるかは、公式サイトのこちらでチェック。

ダウンタウンであれば、Powell (パウエル)駅の地下構内か外にあるキオスク、もしくはWalgreen’s(ウォルグリーンズ)と呼ばれるファーマシー(コンビニのようなところ)で買うことができます。

フィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)

ダウンタウンから北に位置しています。海辺に寝そべるアシカたちと、ピア39(Pier 39)と呼ばれる港のエリアが有名です。

ダウンタウンからはPowell St(パウエルストリート)から出ているケーブルカーか、Market St(マーケットストリート)から出ているmuniの路面電車Fラインで行くことができます。ケーブルカーの場合は終点まで、Fラインを使う場合は、Embarcadero & Stockton St(エンバカデロとストックトン)で下車すると、ピア39の目の前に到着します。

サンフランシスコのケーブルカー

ダウンタウンのケーブルカーの始発はPowell St & Market St(パウエルストリートとマーケットストリート)。Gapのお店の目の前です。天気の良い昼間は観光客で賑わい、ケーブルカーに乗る長蛇の列ができています。

ケーブルカーは行き先が2つあり、交互に出発するようになっています。1つ目の路線はチャイナタウンを通過してまっすぐ北に進み、フィーシャーマンズワーフの右寄り、ピア39に近い方に到着します。2つ目の路線は少し内陸側、丘の上の方を通り、フィッシャーマンズワーフの左寄り、ギラデリスクエアの近くに到着します。こちらの路線は上の方を通るため眺めがよく、くねくね曲がったロンバートストリートを通過していきます。

ケーブルカー1回の料金は7ドル(2019年12月時点)。バスパスを買うととケーブルカーにも何回でも乗れるので、往復でケーブルカーを使う場合は、パスの方がオススメ。1日パスはケーブルカー付いていない安い版パスもあるので、購入時にはケーブルカー込みのパスかどうか、確認して購入してくださいね!

ピア39(Pier 39)

ピア39はレストランやお土産屋さんが集まった、かわいらしい場所です。また海辺のデッキにはアシカがたくさんいて、寝そべっています(もしくは鳴いてる)。雰囲気良いです。デッキの2階からダウンタウンを眺めるのもキレイです。また海沿いからは、アルカトラズを眺めることもできます。ザ・サンフランシスコなお土産はここで入手できます。

ギラデリスクエア(Ghirardelli Square)

ギラデリスクエアには、ギラデリチョコレートカフェとお土産屋さんがあります。ギラデリチョコレートはその歴史も古く、イタリア人であるギラデリ氏が最初にカリフォルニアにチョコレートショップをオープンしたのは、なんと1849年だそうです。ギラデリショップはダウンタウンにもありますが、フィッシャーマンズワーフのギラデリが一番大きく、広いです。ギラデリチョコレートって空港の免税店でもお土産としてよく売られています。これがサンフランシスコ発だとは、最初知りませんでした。1998年にはスイスのLindtに買収され、その傘下になっています。

ロンバートストリート(Lombard Street)

ロンバートストリートはくねくね曲がった坂道で有名です。坂があまりにも急なため、急な坂道をやわらげるべく、くねくね道にしたのが始まりのようです。あまりにも美しいので観光スポットになっています。
場所はLombard St & Hyde St(ロンバートストリートとハイドストリート)です。ダウンタウンからケーブルカーで行くのが便利です。

Lombard Street
観光客でにぎわっています

アルカトラズ(Alcatraz Island)

サンフランシスコ名物はなんといってもアルカトラズ! サンフランシスコ近くに浮かぶ島です。有名な映画は「ロック」でしょうかね。アルカトラズには、囚人を収容してた監獄があり、アルカトラズ監獄ツアーができます。日本語音声ガイドもあるので(ヘッドホンで借りる)、ぜひ音声ガイドつけてくださいね。どんなところなのか分かる方が楽しめます!

アルカトラズは近年人気絶好調のため、事前に予約が必要です。旅行日がきまったら事前に予約をしておきましょう!

アルカトラズへはフィッシャーマンズワーフのピア39からフェリーが出ています。フェリーに乗って片道15分(約2km)ほどで到着します

余談ですが、「Escape from Alcatraz」というトライアスロンが一年に一回開催されています。サンフランシスコの海って年中冷たいんですけどね。アルカトラズ付近からフェリーで飛び込んでレース開始! となるようです。カッコいいかも。

Alcatraz
写真出典元:Escape from Alcatrazより

ゴールデンゲートブリッジ

赤い橋で有名なゴールデンゲートブリッジ。ぜひぜひ生で見て欲しいです。橋のそばまで行くと、その大きさに圧倒されます。

Golden Gate Bridge
Goden Gate Bridge

橋まではmuniのバス28番で行けます。ただこのバス28番はダウンタウンから出ていないので、乗り継ぎが必要で、また乗り換えのバス停が同じ場所ではないので行きにくいです。ダンタウンから行く場合はmuniではなく、Golden Gate Transitバスの30番(San Rafael方面行き)もしくは70番( Novato方面行き)のバスに乗り、Golden Gate Bridge/Toll Plazaのバス停で降りてください。muniとはバス会社が違うため、muniのパスが使えません。現金を忘れずに持って行ってくださいね。お釣りは出ないので、細かいお金を事前に用意しておくと便利です。2019年12月現時点で、サンフランシスコ市内の料金は4.50ドルです。

現時点(2019年12月)での時刻表リンクは公式サイトのこちら
バスはこんな感じです。

Golden gate transit
写真出典元:Wikipedia(Golden Gate Transit)

アラモスクエア(Alamo Square)

アラモスクエアとは市内にある公園の一つです。普通の公園なんですが、なぜ有名かというと「フルハウス」の舞台となった場所なんです。フルハウスに登場してきたビクトリア調の素敵な家が今でも並んでいます。天気がよければ、公園でコーヒーでも飲みながら平和な時を過ごせます。ちなみに公園内のトイレも比較的キレイです。

ダウンタウンのMarket St(マーケットストリート)から、muniのバス21番に乗って行くことができます。Hayes St & Steiner St (ヘイズストリート&スタイナー)で降りましょう。

Alamo square
ビクトリア調のかわいい家とダウンタウンを眺める

ヘイトアシュベリー(Haight Ashbury)

ここは1960年代後半、ヒッピーコミュニティで有名だったエリア。かの有名なグレイトフルデッド(Grateful Dead)が住んでいた街でもあります。今でもヒッピーなお店や、ヨガ好きの人が好きそうなお店、そして古着屋がたくさんあります。

ダウンタウンのMarket St(マーケットストリート)から、muniのバス7番もしくは6番に乗り、Haight St & Masonic Ave(ヘイトストリートとマソニックアベニュー)あたりのバス停で降りて、ウロウロして楽しみます。Haight Stをダウンタウンと反対方向に端まで歩いていくと、ゴールデンゲートパークの入り口にたどりつきます。ついでにゴールデンゲートパーク内を散歩してみるのもいいですね。

カストロ地区(Castro)

カストロエリアはダウンタウンのあるマーケットストリートから西側に位置します。ここはゲイの人たちが集まる街として知られており、レズビアンやゲイ、バイセクシャルやトランスジェンダー(LGBT)のシンボルの街としても有名です。

彼らのシンボルの一つはレインボーフラッグ。街に行くと、たくさんのレインボーの旗を目にすることができます。お店の人も、そっち系の人が多いです。彼らはとってもチャーミングで、愛と平和にあふれた街だなって感じがします。

ダウンタウンからは地下を走るmuniのK・T・L・Mライン、もしくは地上を走るmuniの路面電車Fラインで行くことができます。

かわいい街カストロ

ミッション地区(Mission)

ミッション地区はマーケットから南西に位置するエリアです。もともとメキシコ系の移民が多い街でした。今もミッションストリートは南米系の人たち、そして南米系のお店が多いですが、近年ジェントリフィケーション(中下層地域に上層の人たちが流れ込む)が進み、ミッションストリートから1本離れたバレンシアストリートに行くと、おしゃれなレストランやカフェで賑わっています。

ローカルなB級グルメ的メキシコ料理が食べたい場合はミッションで。バレンシアでは新しいカフェが続々と進出しています。日本に進出したDandelion Chocolateもここにあります。

まとめ

以上、サンフランシスコで絶対みたい見どころをざっくりと紹介してきました。各エリアで素敵なレストランやカフェがたくさんあり、ここでは紹介しきれません。また別記事で紹介してきたいと思います!

旅の参考になれば嬉しいです。今日もありがとうございます❤︎