今回は、米国グリーンカード抽選プログラムに申し込んだひと向けの記事です。
☆抽選プログラムの申請方法はこちらの記事にまとめてます!
グリーンカード抽選プログラムの申請 が終わったら、あとは抽選発表を待つのみです! たとえラッキーなことに当選していたとしても、当選通知は届かないのでご注意。誰も連絡してくれないんですよね。申し込んだら忘れずに、自分で当選してるかどうかチェックする必要があります。「当たっていたのに、当選結果をチェックし忘れて期限が過ぎてしまった」という悲しいことがないように、今回は抽選結果の確認の方法をまとめていきます。
抽選結果の確認方法は、とても簡単です。
準備するもの
申し込みのとき、最後に出てきた確認番号(confirmation number)
番号をなくしてしまった人は、メールで番号を確認することができるのでご心配なく。
当選発表
毎年5月初旬
(スケジュールは今後変わる可能性もあります)
抽選結果の確認方法
申請したときと同じ、米国国務省公式サイトから確認していきます。
米国国務省公式サイトのこちらへ。
自分の申し込んだ「年度」の抽選結果が発表になっているか、まず確認します。
たとえば下の画像でみてみると、2018年度と2019年度の申し込み分の確認ができます。左下のほう、DV-2019つまり「2017年10月18日から11月22日」の間に申し込みをした人は「2018年5月15日」以降になると、当選してるかどうか確認することができます。
参考: https://www.dvlottery.state.gov/
申し込み年度を忘れてしまった場合、確認番号の頭文字から確認できます。
例えば、確認番号(Confirmation number)が「2019888AAABBBCCC」となっていた場合。
最初の頭文字4桁(この場合2019)が年度の数字です。この場合はDV-2019に申し込みしたということになります。
それでは実際に画面に進んでみましょう。
サイト下の方にある
「Check Status」をクリック
次の画面はWelcomeメッセージとConfirmation Number(確認番号)を準備しておいてね、というメッセージです。
「Continue」をクリック
こんな感じの画面(2018年現在)
参考: https://www.dvlottery.state.gov/
- 申請時の最後に出てきた確認番号(confirmation number)を入力
- 名字を入力
- あなた(申請者)の生まれた年(西暦)を入力
- 表示されている文字を入力
- 「submit」をポチ
これで入力項目は終わりです!
どうでしたか?当選結果の入力は簡単ですよね!
抽選にはずれていた場合
「NOT BEEN SELECTED」のメッセージでてきます。
残念。次回またチャレンジですね!
抽選に当選していた場合
こちらはおめでたい、「CONGRATULATION!」のメッセージが出てきます。
おめでとうございます!
抽選に当選した場合の手順
当選した人は、おめでとうございます! 次にどんなステップが待ち受けているのか、ざっくり説明していきます。
はずれてしまった人は残念! ただ当選しなかった人も、翌年の9月末まで申請番号は念のため持っておきましょう。まれに人数の不足等により、追加当選になることがあります。
「当たったはいいけど、いきなり渡米なんてまだ気持ちの整理がついてない」という人も大丈夫。実際にグリーンカードが発行され、いざ渡米となるまで、早くても当選してから半年ほどかかります。
当選したら、永住権申請のための書類を準備していきます。 抽選プログラムの詳細は、在日米国大使館のこちらのページにくわしく書かれているので、しっかりチェックしておくことをおすすめします。
当選後の流れ
- 当選確定
- 米国大使館での面接に向けて必要書類をそろえる
- 大使館での面接
- グリーンカード到着
- 渡米
自分の順番を把握する
当選時に、自動的に自分の番号が割り当てられるので、この番号を控えておきます。抽選時の確認番号とは別のものです。
この番号順に、小さな番号から大きな番号へと大使館の面接が行われていきます。
Visa Bulletin(ビザ掲示板)
番号順というのは分かったけど、果たしていつ自分の面接の順番が回ってくるのか?というのは、ウェブサイトで確認することができます。
米国国務省の「Visa Bulletin」(ビザ掲示板)ページに進みます。
参考:https://travel.state.gov/content/travel/en/legal/visa-law0/visa-bulletin.html
この画面でいうと、最新情報はMay 2018 – つまり2018年5月です。毎月第2週目ごろに、翌月の情報がアップデートされると思います。
この記事を書いてる現在は2018年4月26日ですので、データは5月が最新。
月のところをクリックして現在の進捗状況を確認します。
今回は「May 2018」をクリックしてみます。
そうすると、5月に手続きを進めることができる人の情報がでてきます。この掲示板は、抽選プログラムの人だけではな、永住権やビザ申請の人のための情報が、すべて掲載されています。
抽選プログラムで永住権を申請する人は、画面を半分ほどスクロールしたところにある「B. IVERSITY IMMIGRANT (DV) CATEGORY FOR THE MONTH OF MAY」のところまで進みます。”MAY”のところは月ですので、チェックする月により変わります。
参考:https://travel.state.gov/content/travel/en/legal/visa-law0/visa-bulletin/2018/visa-bulletin-for-may-2018.html
最初の文章は、抽選プログラムの概要が書かれています。この画面はDV-2018の分。数字が並んでいる列をチェックします。
ビザの発給は6つの地域にごとに割り当てられていて、それぞれの地域によって数が異なります。
AFRICA・ASIA・EUROPE・NORTH AMERICA(BAHAMAS)・OCEANIA・SOUTH AMERICA/CARRIBBEAN
日本は「ASIA」に入ります。
表の「ASIA」の項目をみると「6425」と書いてありますね。これは当選したときの番号が6425までの人が「大使館の面接に進むことができる」という意味になります。例えば、あなたが8000番台だとしたら、もしかしたら来月かその次の月あたり面接になるのかな?と予想することもできます。
また横の欄には「EXCEPT: Nepal 5300」と記載されています。これはアジアは6425番までOKと発表しているけれども、ネパールの人は5300番までの人しか申請できませんよ、という制限がかかっています。その国(ここではネパール)の当選者が多いと、このように面接に進める人数が制限されます。日本人には今のところこの制限がかかっていないと思います。ネパールからの申請者が多いということが推測できます。アジアという大きな枠で分けているけれど、一つの国に集中しないように管理されているというわけです。
「DVビザの当選者は、コンピューターによるランダムな抽選により選出されますが、ビザは、6つの地域で移民の率の低い順位に多くの数が配分されます。過去5年間に5万人以上の移民を送った国には与えられません。各地域内に年間配分された多様化ビザの7%以上が1つの国に集中することはありません。」
引用元:在日米国大使館HP
このVisa Bulletinは年度の終わりに近づくと、数字ではなく「C」と出てくることがあります。これは「Current」ということで「残りの番号の人すべて」が面接OKということになります。例えばあなたが12000番台で、前月5000番台までしか受け付けされていなくても、当月に「C」が出てくれば、次のステップ(面接)に進むことができます。年度の終わりに近づいてきたら、番号がまだ先だからといって待っているのではなく、準備は早め早めにしておくといいと思います。
自分の番号が回ってくるまで、このVisa Bulletinページを毎月こまめに確認します。5月に抽選が発表になったあと、面接は10月に始まり、翌年の9月末には終わります。夏頃には「C」(Current)となって当選者全員に面接の機会を設けられることもあれば、そのままゆっくり進むときもあります。
「もし自分の番号が回ってこなかったらどうなるの?」
そんな時は当選したにも関わらず、面接を受けることができません! ということはグリーンカードも取得することができないんです。せっかく当選したのに永住権がもらえなかったということもあり得ます。この場合は残念ながらあきらめます。本当に残念ですが、多くの人を抽選しすぎた場合、こんなこともあるんですね。
面接に必要な書類
Visa Bulletinページで番号を確認しつつ「在日米国大使館での面接」に備えて、必要な書類をそろえていきます。書類をそろえるのに時間がかかるときがあるので、当選が分かったら早速準備を進めていくことをおすすめします。
米国大使館での面接に向けて申請書の作成と提出、そして健康診断を済ませます。流れの確認はこちらの在日米国大使館のサイトにくわしく説明されています。
- DS-260オンライン書類の提出
- 必要書類をそろえ、提出する
- パスポートの取得(パスポートを持っていないひと)
- 面接日時の連絡がくる
- 健康診断を受ける
- 証明写真を用意する
- 郵便局のレターパックプラスを用意する
- 大使館で面接を受ける
DS-260書類の作成
当選したらインストラクションが届くので、それを確認しながら進めていきます。
くわしくはここでは省略しますが、必要な情報のほとんどは、自分の基本情報です。名前・生年月日・出生地・現住所・パスポート番号など。
必要書類の用意
必要書類はDS-260のを印刷したもの・証明写真2枚・パスポート・サポート書類など。サポート書類として、出生証明書・最終学歴の証明書(最低条件として高校卒業以上、もしくは直近5年間に2年以上の職務経験が必要)そのほかにも警察証明書など。そろえるものが多くあるので、英語のこちらと日本語のこちらのサイトを参考にしてみてください。
☆デジタル写真のアップロードがわからないひとは、こちらの記事も参考にどうぞ!
健康診断書
健康診断は、指定の医療機関で診察を受けなければなりません。
健康診断といっても、定期的に受ける健康診断のようなものではなく、予防接種とワクチンがメインです。ツベルクリンやおたふくなどに抗体があるか、確認します。
健康診断を受けることができる指定機関はこちら
米国大使館で面接
こんなわたしも何度も大使館面接をこなしてきましたが、抽選プログラムで永住権の面接をしたことはありません。なので具体的なこと伝えることができません。ただ、この面接は永住権に当選した人向け、つまり「永住権を出す」ということがすでに前提となっているプログラムなので、条件を満たして犯罪を犯していない人や違法滞在がないような人であれば、基本的に面接はスムーズにいくのかなと思っています。個人情報の確認と照合がメインになるのかなと推測しますが、あくまでも個人的な見解です。実際に面接ということになった場合、いろいろなところから情報を集めてみることをおすすめします。
まとめ
米国大使館での面接後、しばらくすると提出したパスポートと一緒に移民ビザパケットが送られてきます。グリーンカードを受け取るのは、実際に渡米してからになります。ここまでたどり着いたら気分もウキウキになってるかもしれませんね! 面接ではゆったりとした気持ちでのぞめるといいですね。応援しています。
最後に、私は実は抽選プログラムに当選したことがあります。
でも番号が回ってこなくて、面接までたどり着けなかったうちの一人です。「え。。。なんてアンラッキーな年なのかしら」といった感じでしたが、今となっては当たることもあるんだと確認できたことだけでもラッキーだったと、良き思い出に残っています❤