クレイグスリスト(Craigslist)はアメリカの「なんでも掲示板」

「クラシファイドコミュニティサイト」と呼ばれ、不用品の売買からルームメイト探し、求人広告など、毎月8000万件以上が投稿されている巨大なコミュニティサイトです。

クレイグスリストとは

サンフランシスコに拠点を置く「Craigslist Inc」により運営されています。1995年のはじまり当初は、emailを活用してのローカルイベント情報がメインだったようです。開始から1年後の1996年にはウィブサイトを設立し、求人広告など幅広い広告を掲載。現在では70か国にクレイグスリストがあるそうです。

クレイグズリスト
サイトはこんな感じ(Craigslistロサンゼルス版)

画像もなく、かなりシンプルなリスト形式のサイトですよね。
たとえばこんなときに、活用できます。

  • 不用品を売りに出す
  • 家具を買う
  • 中古車を買う
  • ルームメートを探す
  • 引っ越したいのでアパートを探す
  • 車の駐車場(ガレージ)を探す
  • 仕事を探す
  • 数学の家庭教師を探す

私は引っ越しのときにいらない家具を売ったり、逆に入居するときに椅子を買ったり。マウンテンバイクの売買もやりました。100ドルくらいでちょうどいい自転車を探すことができ、引っ越すときにまた100ドルくらいで売りに出すことができました。ちょっとしたものでも、写真を載せてポイっと投稿することができ、ほしいものはメールや電話で、投稿者本人に直接連絡を取ることができます。

クレイグスリストで気をつけること

中古車の売買も、かなり破格な価格で出品されていることがあります。
留学生はお金も切りつめたいところなので、私のクラスメイトもクレイグスリストで中古車を買っていました。ただ安い車を買ったけど、古くてすぐ故障した、ということもあり得ます。あいだに仲介業者が入っていない個人個人の売買となるので、車の購入といった大きな買い物になると、ある程度のリスクを含んでいるので、注意が必要です。

またやり取りも個人個人なので、信用度の欠如といったリスクもあります。前払いなんて絶対避けるべきだし、受け渡しは基本的に直接会って、支払いは現金のみという形にします。待ち合わせ場所に人通りのない変な場所など選ばないようにしてください。クレイグスリスト自体は、売買決済の媒体になっていないので、あくまでも個人個人の責任です。

理解したうえで賢く有効活用する

欠点はありますが、クレイグスリストはアメリカでかなり一般的に使われているのも事実。会社自体はあやしいサイトではないので、うまくやれば有効活用ができます。媒体が入っていない分、手数料がなく価格は低くおさえられているし、相手次第で交渉も可能です。

ローカル(地元)の情報のため、引っ越しのときの不用品の売買が比較的手軽です。ルームメート探しも、多くの人が使っています。アパートを探している場合は、部屋を見に行くことができるし、管理人にも会えるし、そこで支払いの合意の話なども行われます。

物の売買も、もちろん実物を見に行ってから購入を決めればOK。嫌だったら断ることもできます。立地の良いアパートや、価格的にお手頃な場所だと競争率も高いので、やはり多くの人がクレイグスリストをチェックしてると感じます。

クレイグズリスト
Craigslistロサンゼルス版アパート探しのページ

参考:https://losangeles.craigslist.org/d/apts-housing-for-rent/search/apa

アメリカに中長期でいる人向け

アメリカに中長期で滞在がある場合には、一度チェックしてみるといいと思います。例えば1年しか滞在しないと決まっているのに、全ての家具を調達するのはもったいないし、逆に新品で購入したものをまだ新しいうちに不用品として始末してしまうのは気が引けてしまうものです。そんなときは、クレイグスリストを活用するのもありかな、と思います。

アメリカには日本人向けの日本語コミュニティサイトもあります。そのほうが安心感はあります。ただ、ご当地版のCraigslistの方が、情報とアクセス量も多いので両方チェックしてみるといいと思います。

記事参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Craigslist

まとめ

ローカルなコミュニティサイト、クレイグスリストについて書いてみました。あくまでも個人責任ということを忘れずに、うまく活用するといいかなと思います。